Dripping of memories

マンガ

※当方が描いたマンガです。
※二次配布・加工・転載などはご遠慮ください。

好きだから辛い


「…メロが…欲しい…でも… … …辛い…」

苦しそうな声でそう言うと、ゆっくり顔をあげ…瞳から大粒の涙をボロボロとながした。今まで自分を抱きしめていた手が静かにと離れてゆく。
メロは動かず、そのままニアを見つめていた。

「…道理から外れてしまいそうになりました。」

ニアはそう言うと、メロの口に縛り付けた布を外し、そっとその唇に手で触れた。メロは何も言わずに自分の唇に触れられた手を意識しながら、ニアの目を見た。その瞳から溢れている涙は何故とまらないのか、声を出さずに何故泣けるのか、少し不思議に思いながら。

「メロ…お願いが…」
「… …なんだよ…」

「最後に…キス…していいですか…」
「…。」

しばらく沈黙が続き、メロは静かに目を閉じた。

「それで満足するなら、そうしろ。そしたら手錠も外せよ…あと泣くのもやめろ…」
「…はい」

ニアは自分のシャツの袖で涙を拭うと、メロの唇に、そっと自分の唇を重ねた。

novel*mello-No05より

いつも思うけど、同性愛ってすごく複雑な愛の形。

メロは根が優しいから、ニア気持ちを拒絶しないで受け止めてくれると勝手に思ってます。

何処にもやり場の無い気持ちとか、伝えられたらいいなぁ。
ホント苦しいんだよね、マジな恋って。傷つけたくないけど…だけど…みたいな。
恋した相手が同性だったら、ほんと、辛くて死にそうなるよ。何で同性好きになっちゃったんだよ自分!てなる。

そんな私の場合は、相手が男でも女でもマジに好きならどっちでもいいとか比較的フリーダムな感じで生きてます。
好きって言ってくれる人を、みんな愛してる!

↑ PAGE TOP